「せっかく塗り替えるなら、今までと違う色でおしゃれにしたい!」
外壁塗装において、色選びは最も楽しく、そして最も失敗しやすい工程でもあります。
実は、塗装後のトラブルで非常に多いのが「イメージしていた色と違う」というクレームです。
なぜ、しっかりとカタログを見て選んだはずなのに、このようなズレが起きてしまうのでしょうか?
今回は、プロだけが知っている「色選びの目の錯覚」についてお話しします。
カタログの「小さな四角」は嘘をつく?
打ち合わせの際、多くの方がメーカーの色見本帳(小さな四角いチップが並んだ冊子)を見て色を決めようとされます。
しかし、ここで決めてしまうのが一番の失敗の原因です。
※面積効果:同じ色でも大きさによって見え方が変わります
面積効果(めんせきこうか)の罠
色には「面積が大きくなればなるほど、明るく鮮やかに見える」(明るい色の場合)という性質があります。
これを専門用語で「面積効果」と呼びます。
- 明るい色(白・ベージュ系):
小さな見本よりも、実際の壁では「より白く、まぶしく」見えます。 - 暗い色(黒・濃紺系):
小さな見本よりも、実際の壁では「より黒く、重たく」見えます。
つまり、手元のカタログで「ちょうどいい落ち着いたベージュだな」と思って選んだ色は、実際に壁一面に塗ると「白すぎて安っぽい」と感じてしまうことがあるのです。
失敗しないための「魔法のアイテム」
では、どうすれば失敗を防げるのでしょうか?
答えは簡単です。「A4サイズの塗り板」を取り寄せることです。
私たちのような塗装店にお願いすれば、メーカーからA4サイズ(ノートパソコンくらいの大きさ)の板に実際の塗料を塗った見本を取り寄せることができます。
正しい色の確認方法 3ステップ
- 蛍光灯の下で見ない
室内ではなく、必ず外に出てください。太陽光と蛍光灯では色の見え方が全く違います。 - 壁に当てて遠くから見る
見本板を今の家の壁に立てかけ、少し離れた場所から眺めてください。 - 晴れの日と曇りの日に見る
天気によっても表情が変わります。朝・昼・夕方と時間を変えてチェックするのがベストです。
まとめ:ワントーン「暗め」を選ぶのがコツ
色選びで迷ったら、「自分がイメージする色よりも、ワンランク暗い(濃い)色」を選んでみてください。
面積効果によって塗った時に明るくなるため、それでちょうど希望通りの仕上がりになります。
当店では、A4見本板の作成はもちろん、お家の写真をパソコンに取り込んで行う「カラーシミュレーション」も実施しています。
「絶対に失敗したくない!」という方は、ぜひ一度ご相談ください。プロの視点で、あなたの家に一番似合う色をご提案させていただきます。